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  今回から始まるインタービューのページです。メキシコ日本語教師会の東部、中部、首都圏、北部から日本語教育、日本文化関係の方々をご紹介します。第1回はベラクルス州立大学言語学部外国語学科で日本語を担当していらっしゃる黒崎充(くろさき みつる)先生です。黒崎先生は2015年度から2017年までメキシコ日本語教師会の第7代理事会の会長をされています。

 

-先生は、メキシコでどのくらい日本語を教えていますか。

  ベラクルス州立大学言語学部外国語学科にて9年ぐらい、同大学言語センターハラパ校にて3年ぐらいになります。

 

日本語の先生になったきっかけは何ですか。

  これまで、1997年からベラクルス州立大学で一からスペイン語や考古学を勉強してきました。何年か経って、考古学調査から帰った折に、前任の日本語の先生や言語学部の先生方から日本語を担当して欲しいと言われました。これまでハラパで教えていただいた恩返しに「自分にできる役割のひとつかな」と感じたので、いろいろな先生に相談し、後押しをしてもらいながら日本語を教えることにいたしました。

 

日本語を教えていて難しいと感じることは何ですか。

  まず、機関としての決められたカリキュラムの中で、どこまでしっかりと毎日の授業を構成してけるのか常に難しいところがあると思います。そして、ここ数年は日本語クラスが増えるにつれて、どこまでひとりひとりの学習者に寄り添っていけているのかと考え続けています。最後は、自分自身が日本語教育についてどこまでしっかりと携わっていけているのかいつも手探りしながら進めているところです。

 

日本語教師をしていて楽しいと思うことは何ですか。

  一つ目は、日本語学習者のみんなが本当に楽しんで勉強していることを垣間見る瞬間です。
  二つ目は、日本語を一生懸命勉強してきた学生が長年の努力ののちに、その夢を実現し、実際に日本へ行くことができるようになったのを見届けるときです。
  三つ目は、いろいろな形で日本語学習をしたみんなが何年もたってから、あきらめないでまた学習を続けてくれたり、話しに訪れに来てくれるときです。私は、いつも新入生に自己紹介カードを書いてもらっています。今、それらは自分にとっての宝物となっています。

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これからどのような活動を取り入れていきたいですか。

  日本語学習者のニーズに沿った日本語学習へとクラスを考えていくこと。 特に、私のところの学習者は日本語を話せるようになりたいという希望も多いので、会話から表現する力を伸ばしていけるようなクラス活動を進めて行きたいと思っています。
  また、学習者がより日本へ興味を持って楽しめるように、日本の歴史文化のクラスなどにも取り組んで行きたいと思っています。そして、何よりも学習者のみんなが楽しんで日本語を勉強できるような活動へとしたいと思っています。

 

日本語を教える際に、心に留めていることはありますか。

  その昔に、基金のアドバイザーのある先生から言われた言葉です。「毎日がみんなとの思い出作りですよ」と。

 

最後に教師会について、お聞かせください。

  これまでの教師会活動を通して多くのものを学んでまいりました。折に触れてご指導いただいた皆様に、本当に感謝いたしております。こうしてお教えいただいたものを、次につなげていけるような教師会活動をすすめていけるよう微力ながら取り組んでいく所存ですので、どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。

 

黒崎先生、ありがとうございました。

 

インタビュアー:清水恵(東部コーディネーター)