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  今回は、ちょっとしたきっかけで日本語を始め、その後日本が大好きになり、日本語教師になったグアダラハラ日墨文化交流学院のアントニオ・フェルミン先生にインタビューを行いました。

 

-どうして日本語を始めましたか。

  色々な言語を学ぶのに興味があったんです。それで、何か新しい言語を学ぼうと考えていたときに、友達から日本語を勉強しようと誘われて始めたんです。

 

そうすると、日本に興味があったわけではなかったんですか。

  はい。すみませんが、そうですね。

 

日本語の勉強を始めて何か変わりましたか。

  日本語を勉強し始めてから日本文化も好きになりました。日本の習慣も学ぶようになり、人との接し方が丁寧になりました。お願いや謝り方にも、相手へ敬意を持って話すようになりました。そして、去年、日本へ留学したんです。香川大学なんですが、メキシコ人が初めて来たそうで、そのときは色々な人に助けてもらい、日本人は本当に親切だなと思いました。

 

何か印象にある思い出はありますか。

  お遍路に行ったんです。全88カ所を日本語がわからない外国人の友達と巡ったんですが、各所で出会った日本人のおもてなしが印象的でした。

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-日本語の先生になったきっかけは何ですか

  日本語を勉強して何か恩返しをしたいと考えるようになりました。私が日本語を教えて日本の良さを広めることがお世話になった日本語の先生への恩返しになると思いました。それから、新しい学生たちの勉強のお手伝いをしながら、自分自身が日本語をもう一度勉強できる機会になるとも思いました。

 

-メキシコでどのくらい日本語を教えていますか

  2年半です。私が教えた学生も日本語能力試験のN4レベルに合格できるようになりました。

 

-日本語を教えていて楽しいと思うこと、難しいと思うことは何ですか

  私が教えた学生が日に日に上達していくのを見るのが楽しいですね。それから、同じテーマでも学生によっては捉え方が違うので、そこでの新しい発見も日本語を教えていて楽しく感じる部分です。
  難しいことは、時々、自分の教え方が正しいのか、そして学生がちゃんとわかっているかが心配になりますね。それから、スペイン語に無い言葉をどう説明するかが難しいですね。

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-どんな先生になりたいですか

  日本語を教えているときに楽しいクラスを心がけています。多分、メキシコ人にとって楽しいクラスが良いと思うんです。でも、その中でしっかりクラスコントロールができる先生になりたいです。そして、留学中に色々な教え方を学びました。それを取り入れた新しいクラスに挑戦したいです。各クラスの特徴を見て、そのクラスに合った教え方をしたいです。

 

-では最後に、日本語を教えているメキシコ人先生にメッセージを

  色々な学生がいると思います。何回も同じことを聞いたり、教えるのが難しい学生もたくさんいます。そこでイライラしないで、もっとリラックスした雰囲気でクラスをしたらいいのかなと思っています。そして、私達メキシコ人先生同士でコミュニケーションをとって切磋琢磨していけたらと思っています。これからもよろしくお願いします。

 

-アントニオ先生、ありがとうございました。

 

  友人に誘われて何気なく始めた日本語学習が、アントニオ先生にとっての人生のターニングポイントになったのかもしれません。今後もアントニオ先生は日本語学習者に日本語、日本文化の素晴らしさを教え、学習者の人生の道標になることでしょう。

 

インタビュアー:松尾孝司(中部コーディネーター)